これはどの OpenWrt か: 公式、ImmortalWrt、iStoreOS、ベンダー製ファームウェア
- デバイスが公式 OpenWrt、ImmortalWrt、iStoreOS、ベンダー製ファームウェアのどれで動いているかを判別できます。
- ディストリビューション、バージョン、リビジョン、ターゲット、アーキテクチャ、ハードウェアのモデルを確認できます。
- パッケージマネージャーが
apkかopkgか、どのフィードが対応するかが分かります。 - 間違ったイメージを書き込まず、正しい sysupgrade/ベンダー製イメージを選べます。
まず読み取り専用のコマンドを 3 つ実行する
Section titled “まず読み取り専用のコマンドを 3 つ実行する”ubus call system boardcat /etc/openwrt_release重要なフィールドは、release.distribution、release.version、release.target、model の 4 つです。
期待される結果ディストリビューション、バージョン、ターゲット、モデルが分かる。
command -v apkcommand -v opkgcat /etc/apk/arch 2>/dev/nullopkg print-architecture 2>/dev/nulluname -aバージョン番号からパッケージマネージャーを推測しないでください。公式の 25.12 は通常 apk、24.10 は opkg ですが、派生版やベンダー製イメージでは異なる場合があります。実際に存在するコマンドを信頼してください。
期待される結果apk か opkg か、CPU のアーキテクチャが分かる。
x86:
cat /sys/class/dmi/id/sys_vendorcat /sys/class/dmi/id/product_namecat /sys/class/dmi/id/board_namecat /sys/class/dmi/id/board_versioncat /sys/class/dmi/id/bios_versionARM/ルーター:
cat /tmp/sysinfo/modelcat /tmp/sysinfo/board_namemodel はハードウェアのリビジョンではありません。1 つのモデルに複数のリビジョンがあることがあります。書き込む前に、ラベル、board_name、ベンダーのダウンロードページを確認してください。
期待される結果モデルとボード名が、デバイスのラベルと一致する。
| フィールド/特徴 | 公式 OpenWrt | ImmortalWrt | iStoreOS | ベンダー製ファームウェア |
|---|---|---|---|---|
release.distribution |
OpenWrt |
通常は ImmortalWrt |
通常は iStoreOS/ベンダー名 |
ベンダー名 |
| フィード | downloads.openwrt.org |
ImmortalWrt のフィード | iStoreOS のフィード | ベンダーのストア |
| パッケージマネージャー | apk (25.12) または opkg (24.10) |
コマンドを確認 | 通常は opkg |
存在しない/制限されている場合がある |
| Web UI | LuCI | LuCI + 独自機能 | iStoreOS の UI | ベンダーの UI |
| アップグレード用イメージ | OpenWrt の sysupgrade | ImmortalWrt のイメージ | iStoreOS のイメージ | ベンダーのファームウェア |
| サポート | OpenWrt コミュニティ | ImmortalWrt コミュニティ | iStoreOS コミュニティ | ベンダー |
公式の OpenWrt のフィードを ImmortalWrt/iStoreOS に混在させたり、別のモデルの sysupgrade を書き込んだりしないでください。ABI、カーネル、パーティション構成が一致しない場合があります。
「情報」ページだけでは足りない理由
Section titled “「情報」ページだけでは足りない理由”- 一部のベンダー製イメージは LuCI の見た目を変えていますが、中身は公式 OpenWrt ではありません。
DISTRIB_DESCRIPTIONは書き換えられるため、それだけでは判断できません。- バージョン番号が同じでも、ターゲットやプロファイルが同じとは限りません。
- プラグインをインストールするときに本当に重要なのは、パッケージマネージャーとフィードです。
ubus call system board、/etc/openwrt_release、パッケージマネージャーを照らし合わせてください。
アップグレード用イメージを選ぶ
Section titled “アップグレード用イメージを選ぶ”ubus call system board注目する項目:
release.target(例:x86/64、mediatek/filogic)board_namemodel- 現在のバージョン/リビジョン
公式対応のデバイスでは、正確なターゲット/モデルを指定して OpenWrt Firmware Selector を使います。ImmortalWrt/iStoreOS/ベンダー製のデバイスは、それぞれのダウンロードページを使います。別のモデルやターゲットの sysupgrade を書き込まないでください。
期待される結果Firmware Selector やベンダーのページで、完全に一致するものを見つけられる。
- すでに OpenWrt が動いている場合のアップグレードは、通常
sysupgradeを使います。 - ベンダー製ファームウェアからの初回インストールは、通常
factory/ベンダー用の移行イメージを使います。 - x86 では、combined/ext4 のイメージを別の方法で書き込む場合があります。
- 不明な場合は、デバイスのページを読んでください。ファイル名から推測しないでください。
期待される結果sysupgrade か、factory/ベンダー製イメージかが分かる。
失敗した場合の分岐と復旧
Section titled “失敗した場合の分岐と復旧”ubus がない、または失敗する
Section titled “ubus がない、または失敗する”ベンダー製ファームウェアか、OpenWrt ではないシステムの可能性があります。Web UI の「情報/システム」とデバイスのラベルを確認してください。むやみに OpenWrt を書き込まないでください。
Web UI のみで SSH が使えない
Section titled “Web UI のみで SSH が使えない”ベンダー製ファームウェアでは SSH が無効になっていることがあります。まずベンダーのドキュメントと保証を確認してください。root 権限を得るためだけに書き込まないでください。ベンダーの機能が必要なら、ベンダーのアップグレード手順を使います。
パッケージがインストールできない
Section titled “パッケージがインストールできない”- パッケージマネージャーがファームウェアと一致していない (
apkとopkg)。 - フィードのアーキテクチャ/バージョンが一致していない。
- カーネルモジュールの ABI が一致していない。
- 別の派生版のフィードが混在している。
ubus call system board とパッケージマネージャーに戻って、出どころを確認してから調査してください。
間違ったイメージ / 文鎮化
Section titled “間違ったイメージ / 文鎮化”書き込みをやめてください。デバイスの failsafe、TFTP、ベンダーの復旧手順を使います。復旧手段がない場合は、「もう 1 つだけ」と別のイメージを試さないでください。
E1 の状況と情報源
Section titled “E1 の状況と情報源”- これは E1 です。フィールド、判別表、イメージの選び方は公開ドキュメントに基づいており、この環境ではデバイスの情報を取得していません。
- 派生版やベンダー製の出力は異なる場合があります。実機で
tests/recipes/which-openwrt.mdを実行し、フィールドとスクリーンショットを記録してから E2 に引き上げます。 - このページはファームウェアの判別のみを扱います。モデルをまたいだ書き込みや、ベンダーによる制限の回避方法は扱いません。
出典
独立した OpenWrt の実践ノートです。各ページにファームウェア、デバイス、パッケージマネージャー、元に戻す手順を明記しています。
アイコン:Solar by 480 Design, CC BY 4.0