ゲスト Wi-Fi: 専用 SSID、VLAN、DHCP、分離
ステータス: E1 のドキュメントです。ゲストの分離は Wi-Fi、VLAN、DHCP、ファイアウォールにまたがります。実際の無線ハードウェアがない状態で「分離済み」と断言しないでください。
- ゲストは専用の SSID を使う。
- ゲストは専用のサブネットを使う。
- ゲストはインターネットには到達できるが、メイン LAN や管理 UI には到達できない。
- メイン LAN からゲストへ接続を開始できない(ポリシーによる)。
- ゲストをすばやく無効にできる。
| 選択肢 | 分離の強さ | 必要なもの |
|---|---|---|
| 同じブリッジ + 専用 SSID/ゾーン | 中 | 複数の SSID、ファイアウォール |
| 専用 VLAN + SSID | 強い | DSA/スイッチの VLAN、AP のタグ付け |
| 別の AP/物理的な分離 | 最も強い | 別のデバイス/ポート |
このページでは「専用 SSID + ゲストゾーン」と、VLAN でそれを強化する方法を扱います。VLAN の詳細は 023 にあります。
1. ゲスト用サブネットを作成する
Section titled “1. ゲスト用サブネットを作成する”uci set network.guest=interfaceuci set network.guest.proto='static'uci set network.guest.device='br-guest'uci set network.guest.ipaddr='192.168.50.1/24'uci set network.guest.ip6assign='60'uci commit networkbr-guest は、(無線インターフェースを追加した)専用のブリッジか、VLAN インターフェースにできます。br-lan に混在させて、ファイアウォールだけに頼ることは避けてください。
2. ゲスト用の DHCP/DNS
Section titled “2. ゲスト用の DHCP/DNS”uci set dhcp.guest=dhcpuci set dhcp.guest.interface='guest'uci set dhcp.guest.start='100'uci set dhcp.guest.limit='100'uci set dhcp.guest.leasetime='1h'uci commit dhcp/etc/init.d/dnsmasq restartゲストが VLAN の場合は、その VLAN のインターフェースに DHCP を割り当てます。メイン LAN のアドレスプールを配布しないでください。
3. ファイアウォール: インターネットのみ
Section titled “3. ファイアウォール: インターネットのみ”uci add firewall zoneuci set firewall.@zone[-1].name='guest'uci set firewall.@zone[-1].input='REJECT'uci set firewall.@zone[-1].output='ACCEPT'uci set firewall.@zone[-1].forward='REJECT'uci add_list firewall.@zone[-1].network='guest'uci commit firewall
uci add firewall forwardinguci set firewall.@forwarding[-1].src='guest'uci set firewall.@forwarding[-1].dest='wan'uci commit firewall/etc/init.d/firewall reload要点:
- guest→lan の転送を追加しないでください。
- guest→wan の転送は許可します。NAT は wan ゾーンのマスカレードに依存します。
- DHCP/DNS が input REJECT でブロックされる場合は、input を ACCEPT にするのではなく、guest→ルーターの 53/67 を許可するルールを追加します。
- メイン LAN からゲストへは、既定では接続を開始できません。印刷やキャストが必要な場合は、個別に許可します。
4. ゲスト SSID を追加する
Section titled “4. ゲスト SSID を追加する”uci set wireless.guest=wifi-ifaceuci set wireless.guest.device='radio0'uci set wireless.guest.network='guest'uci set wireless.guest.mode='ap'uci set wireless.guest.ssid='OpenWrt-Guest'uci set wireless.guest.encryption='psk2'uci set wireless.guest.key='<guest-password>'uci set wireless.guest.isolate='1'uci commit wirelesswifi reloadnetwork='guest'はゲストのインターフェースと一致している必要があります。isolate='1'は無線クライアント同士を分離するもので、メイン LAN との分離ではありません。LAN との分離にはファイアウォール/VLAN が必要です。- 2.4/5GHz、チャンネル、チャンネル幅はデバイスに合わせて調整します。
- 複数の AP を使う場合: SSID/パスワード/セキュリティは同じにし、チャンネルはずらします。
5. VLAN を使う場合
Section titled “5. VLAN を使う場合”- DSA/スイッチ上に、ゲスト専用の VLAN(例: 20)を作成する。
- ゲスト SSID をその VLAN にブリッジする。
- トランクの両端でタグ付けし、VLAN 20 を許可する。
- ゲストのインターフェース/DHCP を VLAN 20 に割り当てる。
- ゲスト VLAN を、管理 VLAN 上の untagged PVID にしない。
bridge-vlan の構文は 023 を参照してください。
確認(ハードウェアがある場合)
Section titled “確認(ハードウェアがある場合)”iwinfoip -4 addr showbridge vlan showクライアント側:
OpenWrt-Guestに接続し、192.168.50.xを取得する。- インターネット/DNS に到達できる。
- メイン LAN
192.168.1.0/24、LuCI の管理画面、NAS/プリンターに到達できない。 - メイン LAN からゲストへ接続を開始できない(ポリシーによる)。
- ゲスト SSID を無効にしても、メイン LAN は影響を受けない。
無線/VLAN のハードウェアがなければ、これらはいずれも「検証済み」ではありません。
よくある失敗
Section titled “よくある失敗”ゲストがメイン LAN に到達できてしまう
Section titled “ゲストがメイン LAN に到達できてしまう”- 専用のゾーン/転送がない
- ゲストと lan が同じブリッジを共有している
- ファイアウォールのルール/順序/ゾーンが間違っている
- VLAN が分離されておらず、SSID を変えただけになっている
ゲストにアドレスが割り当てられない
Section titled “ゲストにアドレスが割り当てられない”- DHCP がゲストのインターフェースに割り当てられていない
- ゲストのインターフェースが down になっている
- VLAN タグ/PVID が間違っている
- ファイアウォールが DHCP/DNS をブロックしている
ゲストがインターネットに接続できない
Section titled “ゲストがインターネットに接続できない”- guest→wan の転送がない
- WAN のマスカレード/NAT
- DNS が許可されていない
- 上流のルート
ゲストを無効にするとメイン LAN が壊れる
Section titled “ゲストを無効にするとメイン LAN が壊れる”- ゲストと lan がブリッジ/VLAN を共有している
- 管理ポートの PVID/タグを変更してしまった
- コンソールから復旧する。ファクトリーリセットはしないでください
E1 の状況
Section titled “E1 の状況”- ドキュメントのみです。実際の無線/DSA ハードウェアでは検証しておらず、「ゲストの分離が有効である」とは主張しません。
- 本格的な E2 には次が必要です: 複数の SSID に対応した AP、VLAN 対応スイッチ/DSA デバイス、クライアント2台、コンソール、ロールバック用の設定。
- テスト後に、デバイスのモデル、VLAN/SSID、ファイアウォールゾーン、DHCP、分離の結果を記録してください。
出典
Router.Homes
独立した OpenWrt の実践ノートです。各ページにファームウェア、デバイス、パッケージマネージャー、元に戻す手順を明記しています。
アイコン:Solar by 480 Design, CC BY 4.0